セレナイトの巨大なルースです。
まるで水を閉じ込めたような石。
柔らかい不思議な光を放っています。
セレナイトはとても硬度が低いため
ルース自体がとても珍しいのですが
その中でもこれほど大きな石はみかけません。
ヒーリングストーンとして
その効果の高さはよく知られていて
一定のニーズのある石でもあります。
最近ではその人気の高さから
ペンダントになっているのもよく見かけます。
汗や脂が浸透しやすいので
汚れた手で触ったりしない方がいいでしょう。
ペンダント作成も肌に触れない加工がベストだと思います。
取扱いには多少注意が必要ですが
女性にとってとても強い味方になってくれる石です。
鉱物名___Selenite(石膏、ジプサム)
サイズ___53×34×8mm(バチカン含まず)
重さ____98.5cts/19.7g
石の処理__ナチュラル
原産地___マダガスカル(アフリカ)
セレナイトはジプサム(石膏)の中でも無色透明なものをいいます。石膏は地球上でたくさん産出される鉱物ですが、無色透明のセレナイトは硬度が2以下しかなく、柔らかいため加工品には不向きな石でもあります。そのため、アクセサリーとしてよりも、タワー型の置物やタンブルとして商品化されているものが多いです。砂漠のバラとよばれるデザート・ローズも同じジプサムの一種です。
水や油などに耐性がなく、あまり素手で触らない方がよい石です。月の女神セレーナを意味するセレナイトは、無色透明な美しさと効能の高さで人気のある石でもあります。
女性の月経時の体調不良など、ムーンストーンがよく勧められますが、さらに上を行くのがこのセレナイトです。両方とも月を意味する名前がついているのは、やはり月経に作用するような女性的なエネルギーを持つからでしょう。
セレナイトはとても硬度が低いのですが、それ故持ち主のエネルギーに浸透しやすい石でもあります。月経時の体調不順や頭痛や生理痛にもよく効きます。下腹部の痛みや腰痛にもいいですし、体の緊張を解きほぐす力があるので頭痛や痛みを和らげるのに効果的です。また、チェーンを通せばペンジュラムにもなります。
持ち主の影響を受けやすく、さながら月のように変化し変色することもあります。痛みを引き受ける性質があり、身体的な痛みだけでなく心の傷やトラウマなど精神面の痛みも癒す力があるようです。
月を象徴する石であるセレナイトの成分は地球上で最も多く採れる鉱物でもあるのは、月と地球のただならぬ関係を想像してしまいます。月は地球のもう一つの姿なのかもしれない、そんなことを考えてしまいます。