鮮やかなオレンジ色をしたサンストーンのルースです。
アイオライトがアクセントになって入っています。
オレンジ色とアイオライトの紫のコンビネーションが
この石を特別なものにしています。
オレンジに紫が入った大人っぽいルースに
キラキラとしたラメが美しく輝きます。
とっても派手なのに品のある石です。
形といい色といいまるで錦鯉のようなデザイン。
オレンジサンストーンにアイオライトが入った石は
中々珍しいのでは。
1cm近い高さがありペンダント向きのカットです。
美しく研磨されていますが
表面のセンター左上に微小のカケがあります。
トップの右サイドに緑色のインクルージョンも見えます。
サンストーンは非常に乾燥に弱く
また乾燥しやすい石です。
乾燥によって発色が薄くなったりラメが消えたりします。
こちらはサンストーンにしては大きく
色合いも素晴らしくラメもよく光っている貴重な一品だと思います。
鉱物名____Sunstone, Iolite
サイズ____24×13×09mm
重さ_____20.6cts./4.1g
石の処理___天然無処理
原産地____インド
サンストーンはキラキラとしたラメ成分がアベンチュリン・レッセンスで、別名アベンチュリン・フェルドスパーとも呼ばれています。フェルドスパーは長石のことで、ラブラドライトやムーンストーンがこれに属します。太陽のようにキラキラ光るので、同じ長石のムーンストーンに対してサンストーンと名付けられた比較的新しい流通名でもありますが、もともとギリシャ語で太陽を意味する「ヘリオライト(Heliolite)」とも言われていました。
アイオライトはギリシャ語で「紫」を意味するionと石を意味するliteから付けられた、「紫の石」という名前を持ちます。その名の通り、日にあたる角度を変えるとスミレ色に変化し、複数の色を持つ多色性の石と言われています。そのため、バイキングが航海の羅針盤にしたという迷信があり、紫が精神面に作用することから「ビジョンの石」とも言われています。
オレンジサンストーンはまるでインドの夏をそのまま表したような石です。こちらの石も原産はインドで、灼熱のインドの大地とそこに生きる人々の色艶やかなキラキラとしたサリーの衣装がまるでサンストーンのオレンジ色とそこに煌めくラメ色と重なって想い出されます。
日本の夏も近年はインド化したように灼熱地獄ですが、そのような季節にこちらのサンストーンはぴったりかもしれません。太陽の熱を閉じ込めたような石は太陽のエネルギーを受け止めやすくしてくれる力があるかもしれません。
真夏は獅子座の季節ですが、獅子座の持つ意味は圧倒的な自己肯定感です。王座の星と言われ太陽をサインとする獅子座とシンクロするかのようなサンストーン。この石は持ち主に強い自己肯定や自信を与えます。それは誰かに対してのプライドや自信ではなく、まるで太陽のように自分の内側からみなぎる強いエネルギーとそれによる自己充足感です。
サンストーンは自分の内側に太陽を持つこと、その大切さを教えてくれます。