鮮やかなブルーの石
ラズライト(天藍石)です。
ラズライトという鉱物名は二つあって
Lazurite(青金石)とLazulite(天藍石)
英語のスペルも一文字違いな上日本語では同じ読みなので
とても紛らわしいのですが
こちらの石は天藍石のラズライト
ちなみに青金石の方はラピスラズリの主成分。
天藍石のこちらの石はルチルやガーネット
カイヤナイトと一緒に産出される石で
中々力強い石の仲間のようです。
あまり見かけない希少石。
目が覚めるような鮮やかなブルーは
疲れた心を奮い立たせるようなパワーがあります。
澄んだブルーの中にルチルやパイライトのような
ゴールドっぽい成分もみられとても華やかな石。
夏の青い海を映し出したかのよう。
滑らかに研磨されカットされています。
片側が反対側よりも0.5mmほど薄くなっています。
鉱物名___Lazulite(天藍石)
サイズ___38X22X4mm
重さ____41.8cts./8.4g
石の処理__ナチュラル
製造国___インド
天藍石のラズライトは青い部分の結晶が採れにくく、産地産出量ともに少ない希少石です。結晶したラズライトはサファイアのような濃紺のブルーをしていますが、原石は明るい色が多く見られ白い成分の中に青が混じっています。そのためルースにも白い成分が入っています。
古くは戦場で戦士たちの御守りとされた石。瞑想にも適し宇宙からのエネルギーを受け取りやすいため「天国の石」とも呼ばれます。また骨や歯を強化する働きがあるとも言われています。
ラズライトの色鮮やかなブルーは持ち主のやる気や勇気を奮い立たせてくれる力があるようです。青にはいろんな青色があり、深く内面を見つめさせる色から直感や霊感を授ける色まで、どちらかというと内向的な性質が強いように思いますが、ラズライトの青はまるで情熱的な赤色のように人を奮起させ駆り立てる色のような気がします。
この色は何だろうと思っていたら、日本のサッカーチームのサムライブルーを思い出しました。水色でもなく紺色でもない原色のような青色は、血がほとばしるかのごとく、勇猛果敢に挑む戦士や選手のようなエネルギーを持ちます。
調べてみるとサムライブルーはラピスラズリに近い藍色のようですが、これまで直感や霊感、冷静な感情など内側のイメージがあったブルーのエネルギーに外向きな面があったことは意外な発見でした。これは自分の直感や霊感を信じそれに従って動くことは意外と人を活動的にするのかもしれないです。それは赤い炎のようにエネルギッシュに動き回るということではなくて、先の見えない未来や不可能と思われる現実に対して果敢に挑む、働きかけるという意味の「動く」ということです。