インドネシア・スマトラ産のブルーアンバー。
琥珀のカボションです。
少し柔らかい感触がありますのでコパル寄りの琥珀です。
木の皮や植物の繊維のようなインクルージョンが
まるで秋の収穫を閉じ込めたようなルースです。
アンバーの持つ豊潤さと金色の輝きと相まって
豊かな自然の実りと恵みを表現しているかのようです。
とてもゴージャスでタロットカードの「女帝」のような
大地の恵みを表しています。
スマトラ産のブルーアンバーのカボションにしては
とても大きくカットされており
1cm以上の高さがありますのでペンダント加工に最適です。
スマトラ産ブルーアンバーは近年になって発見された鉱山です。
そのため今の所比較的安価で手に入りやすいですが
今後高騰することが予想されます。
ブルーアンバーはアンバーの中でも最高級の一品です。
鉱物名____Amber(琥珀)
サイズ____29×29×14mm
重さ_____33cts./6.6g
原産地____インドネシア・スマトラ島
琥珀は松などの樹木の樹脂が地中で化石化したもので、中には一億年以上の時を経ているものもあります。日本では岩手県の久慈産のものが有名ですが、琥珀は樹林の地下で形成されるため、東北のような緑が深く太古の自然が残る所で発掘されるようです。
ブルーアンバーはドミニカ産が主な産地ですが近年産出量が枯渇しているため、ドミニカ産のものは高騰して極めて高価なになっています。同じくドミニカ限定のラリマーもここ数年で高騰していますので、同じ運命をたどるように思われます。
そんな中で3年ほど前にインドネシアのスマトラ島でブルーアンバーの鉱山が発見されました。ハイグレードのものはドミニカ産のものよりも青く光るそうです。
ブルーアンバーは未来を見通す千里眼を授けると言われ、霊能者や能力者が身に着ける石とも言われています。優れた滋養があり、持ち主に樹木由来の潤いを与え、心身共に活力を与えます。しかし、その作用は穏やかで、強いインパクトを与えるものではないようです。いつの間にか心や体の滋養強壮になっているような石で、高いヒーリング作用があります。
霊能者や能力者が求めたと言われるブルーアンバー。その神秘的な力は青く光る波長のせいかもしれません。厳密に言えば鉱物ではなく樹木の油脂が固形化したもの。それだけに琥珀やアンバーには遥か昔のこの地球のエネルギーが詰まっていて、霊能者たちに地球とコンタクトするパワーを与え、未来を予見するビジョンをもたらすのかもしれないですね。
樹木や植物の痕跡を残す琥珀のインクルージョン。太古の記憶を閉じ込めています。赤道直下のインドネシアの太陽エネルギーをたっぷり吸い込んだブルー・アンバーはまるで赤道のような暑さと湿度に見舞われる昨今の日本はインドネシアの気候によく似ていて、熱帯化する日本においてブルーアンバーのパワーはここ日本においていかんなく発揮されるでしょう。なぜか暑さが厳しい日にインドネシア産のアンバーに強く引きつけられ、その輝きに癒されます。太陽の強い日差しの下でより一層輝くとてもエキゾチックでパワフルな鉱物です。