惑星から宇宙を眺めているような
とても美しいシャッタカイトのルースです。
シャッタカイトはアズライトクリソコラによく似ていますが
別の成分の石になります。
両方とも銅鉱床から産出されるため近い鉱物でもあります。
この宇宙のような石の色を見ていると
シャッタカイトもジェムシリカのような
未来の石のようなイメージを感じます。
シャッタカイトは研磨されると濃紺の地味なルースが多く
輝きを求められる装飾用に用いられにくいかもしれません。
またアズライトクリソコラとよく似ているため
混同されることも多いようです。
そのため美しく研磨されたシャッタカイトのルースは非常に珍しく
アズライトクリソコラよりも高価になります。
トップとボトムにまるで銀河のように美しいブルーと
その間に宇宙の闇のような濃紺のブルーが奥まで広がっているよう
二つのブルーのコントラストとその共演が
こちらのシャッタカイトを奇跡的に美しく表現しています。
絵画のように美しい光景にきらびやかな輝きを持つレアなシャッタカイト
原石から絶妙のバランスでこの部分をチョイスされ
美しく仕上げられています。
眺めているだけでまるで清流を浴びているかのような
清々しいエネルギーを感じます。
鉱物名___Shattuckite
サイズ___27x20x5.5mm
重さ____26cts./5.2g
石の処理__硬度強化処理
原産地___アフリカ
シャッタカイトはマラカイトやクリソコラなどと共生し、またよく似ているため間違われることも多い石です。いずれも銅成分が長い年月をかけて結晶し美しい青や緑色になったもの。これらの石が混じり合って石英を含んで産出されるのがクォンタムクアトロシリカなどの混合石です。これらの石はいずれも銅鉱床から産出され、銅の錆びが結晶化した副産物でもあります。アメリカのアリゾナ州のShattuck鉱山で最初に発見されたことからシャッタカイトと名付けられました。
アフリカやメキシコなどでも産出されます。鉱物の状態がとても美しいため、タンブルや原石などで流通しておりルースは比較的珍しいかもしれません。
霊性や直感を高め、腎臓や血液系の病気や喉の炎症の治療に用いられたと言われています。
シャッタカイトは群青色の深みがとても味わい深い石ですが、それだけだとかなり目立たない地味な石かもしれません。ですが同じ銅成分の赤や蛍光色の水色がうまく混ざっていると、驚くほど美しい輝きを見せる石でもあります。もともととても清々しいエネエルギーを持つシャッタカイトは、ラリマーがイルカだとするとシャチやサメのようなクールな海洋生物を思い出します。海のエネルギーを感じさせますが、より力強く尖ったエネルギーを持っている気がします。シャチはイルカの先祖とも呼ばれています。海のより深い所を泳いでいるからかもしれません。同じようにシャッタカイトも表面的ではないより根源的な場所で力を発揮するような気がします。
シャッタカイトはその成分の混ざり合い具合によって石の輝きが大きく分かれる石でもあります。美しく混じり合ったものは宇宙を映したような輝きを持ち、濃い群青色の石は海の底を覗いているような石。自分自身をより遠くから眺めることによってより大きな癒しのエネルギーを受け取ることを許してくれると思います。