インドネシア・スマトラ産のブルーアンバー。
琥珀のカボションです。
少し湿度がありますのでコパル寄りの琥珀です。
円形にカボションカットされており、かなり高さがあります。
立体的なルースです。
群青色のような濃いブルーの輝きを見せるルース。
あかね色を夕陽のようなまばゆい光に
蜂蜜のようなこってりとした潤いが美しいブルーアンバー。
ハロウィンのかぼちゃのようなカットのルース。
豊かな森の恵み、自然の恵みを象徴しているかのようです。
こちらは20カラットもあるルースですが
研磨痕が少し見られますので価格を抑えてあります。
光によって赤く見えたり黄色く見えたり
また青く見える不思議な石。
いつまでも眺めていたくなります。
アンバーの持つ豊潤さがよくわかる一品です。
スマトラ産ブルーアンバーは近年になって発見された鉱山です。
赤道直下の熱帯地方のせいでしょうか
世界各地で発掘される琥珀の中でも柔らかみがあり湿度があります。
インドネシアは琥珀の原料でもあるゴム(樹脂)の産地で
世界でも貴重な原生林が残る地域です。
ブルーアンバーはアンバーの中でも最高級の一品です。
インドネシア産のブルーアンバーは硬質ではないので
持ち主の心身により浸透しやすいような気がします。
鉱物名____Amber(琥珀)
サイズ____22×22×16mm
重さ_____21cts./4.3g
原産地____インドネシア・スマトラ島
琥珀は松などの樹木の樹脂が地中で化石化したもので、中には一億年以上の時を経ているものもあります。日本では岩手県の久慈産のものが有名ですが、琥珀は樹林の地下で形成されるため、東北のような緑が深く太古の自然が残る所で発掘されるようです。
ブルーアンバーはドミニカ産が主な産地ですが近年産出量が枯渇しているため、ドミニカ産のものは高騰して極めて高価になっています。同じくドミニカ限定のラリマーもここ数年で高騰していますので、同じ運命をたどるように思われます。
そんな中で3年ほど前にインドネシアのスマトラ島でブルーアンバーの鉱山が発見されました。ハイグレードのものはドミニカ産のものよりも青く光るそうです。
ブルーアンバーは未来を見通す千里眼を授けると言われ、霊能者や能力者が身に着ける石とも言われています。優れた滋養があり、持ち主に樹木由来の潤いを与え、心身共に活力を与えます。しかし、その作用は穏やかで、強いインパクトを与えるものではないようです。いつの間にか心や体の滋養強壮になっているような石で、高いヒーリング作用があります。
霊能者や能力者が求めたと言われるブルーアンバー。その神秘的な力は青く光る波長のせいかもしれません。厳密に言えば鉱物ではなく樹木の油脂が固形化したもの。それだけに琥珀やアンバーには遥か昔のこの地球のエネルギーが詰まっていて、霊能者たちに地球とコンタクトするパワーを与え、未来を予見するビジョンをもたらすのかもしれないですね。
樹木や植物の痕跡を残す琥珀のインクルージョン。太古の記憶を閉じ込めています。赤道直下のインドネシアの太陽エネルギーをたっぷり吸い込んだブルー・アンバー。太陽の強い日差しの下でより一層輝くとてもエキゾチックでパワフルな鉱物です。
紅葉が始まり10月の終りになると最近はハロウィンのイベントがよく見られます。紅葉のオレンジや茜色とオレンジ色のかぼちゃは秋の色なのかもしれません。茜色をしてオレンジ色の光をみせるブルーアンバーには秋の実りや恵みのようなエネルギーを感じさせます。樹木由来の豊かな潤いと恵みの色。秋色をしたルースはこの季節にお似合いです。乾燥がひどくなる季節に琥珀の潤いはとても癒されます。美容や健康にも働きかける琥珀の恵みは寒くなる季節によりその有難みがわかるでしょう。