秋色のオレンジに向日葵のようなコーラル
60カラット以上あるビッグサイズのフォッシルコーラルのルースです。
化石化すると軽くなるのですがこちらは石化しているのか重さがあります。
鮮やかな色を持つフォッシルコーラルは大変人気があります。
明るいオレンジ色に時折赤が混じるかわいらしい配色
ひまわりのように元気な花が咲いたフォッシルコーラルです。
大きめなのでとても見ごたえがあります。
見ているだけで穏やかな気持ちにさせてくれるのは
明るい色彩とコーラルのお花のような丸いデザインのせいでしょうか。
滑らかに研磨されカットされています。
カラフルなものから無色のようなものまで
バリエーションに富んだフォッシルコーラル
世界中にファンを持つ化石です。
古い物で億単位の年月をかけて化石化(フォッシル)した珊瑚(コーラル)。
菊の花びらのような模様の一つが珊瑚なのです。
珊瑚というと竜宮城にあるような
赤い枝を生やしたものを思い浮かべますが
こちらは岩肌を覆うように自生するタイプの珊瑚が石化したものです。
鉱物名___Fossil Coral(化石珊瑚)
サイズ___44X28X6mm
重さ____64.3cts./12.8g
石の処理__ナチュラル
製造国___インド
珊瑚にも様々な種類があって、こちらの石は「キクメイシ(菊目石)科サンゴ」や「六放サンゴ類」という種類の珊瑚が石化したもののようです。珊瑚はもともととてもカラフルな色彩を放つ海の無脊椎動物で、その記憶そのままにプリントされたかのように石化したものはまるで菊やひまわりを想わせるような美しく咲いた花になっています。
古代世界に棲息していた様々な生物や動物。樹木や動物の骨、貝、珊瑚などが地層に埋もれ、地層の成分と混じり合い石化したものも、やがて鉱物の一つになって行きます。
そのような長い時間をかけた古い化石は鉱物と変わらぬ古い記憶を内包していて、原始地球の強いエネルギーを持つと考えられています。
フォッシル・コーラルは菊の花のような模様が似ているせいかもしれませんが、和風のイメージがありますね。どこか郷愁を誘うような、懐かしい感じがするのは、日本人がもともと海からやって来た民族だからかもしれません。
昔の日本では娘や孫娘のような女の子への贈り物として、珊瑚や真珠のアクセサリーが贈られました。珊瑚は強い生命力を持つ生物です。また法螺貝や帆立貝は、山伏やカソリックの巡礼を導き守護する必須アイテムで、それはシェルのような海の産物に強い霊感と守護力あると信じられていたからです。珊瑚が古くから女の子への贈り物とされていたのも、そのきらびやかな装飾だけでなく、海の力と生命力が強い守護となると信じられていたからかもしれません。
フォッシル・コーラルの多くは曼荼羅や車輪のような模様があり、化石由来の渋い色味のため、仏教的なイメージを連想させます。ぐるぐる回る二重円のたくさんの車輪のようなイメージや、細胞が集まったようにも見える光景は、輪廻転生のような何らかのサイクルや永遠性のようなものを示していると思います。