瑪瑙の周囲にクォーツが形成されたソーラークォーツ
まるで雪の結晶のような白さと
太陽のようなサークル状の結晶を持ちます。
中心の結晶の白さと周囲の透明感が名前に反して
まるで雪のようなイメージをもたらしてくれます。
こちらは中心のサークルが完全に消えて
白さだけが残ったソーラークォーツ
まるでガラスの中に白い雪を閉じ込めたような
ピュアな美しさ。
純白の雪のような白さと妖精のような儚げなイメージ
サイドに虹が入っている部分があります。
鉱物名___SOLAR QUARTZ
サイズ___35X23X06mm
重さ____41cts./8.2g
石の処理__天然非加熱
製造国___インド
ソーラークォーツは瑪瑙の周辺が石英化(クォーツ化)した石と言われていますが、アナンダライトという鉱物の中心部分をカットしたとも言われています。アナンダライトは別名レインボークォーツとも呼ばれ、虹がよく表れる白いクォーツで、インドのデカン高原のアジャンタ石窟群からのみ発掘されるそうです。
また、中心部分の白く結晶しているものは鍾乳石(Stalactite)やホワイトエクリプスとも呼ばれています。まだまだ未解明な部分が多いため学術的な情報がなく、いろんな呼び名があるようですが、一般的にソーラークォーツとして流通しています。
ロマンチックな白い結晶を持つソーラークォーツ。雪のように見える結晶ですが、太陽のように丸く中心部から放射状に広がり光によく透けるため、ソーラークォーツと名付けられています。アゲートに石英(水晶)が同化しただけでこんなにも繊細で柔らかい雰囲気の石になるのかな?と思うので、アナンダライトと言う別の鉱物なのかなとも思います。アゲートも水晶も硬度が高いパワフルな石ですが、ソーラークォーツはまるでお姫様のように初々しく柔らかい光を持ちます。研磨されていない裏面は、トルマリンインクォーツの母岩部分とよく似た白さと質感です。少しひんやりしていてツルツルしています。
巨大な雹を真っ二つに割るとソーラークォーツによく似た結晶が入っています。地中で形成されるソーラークォーツと大気中で形成される雹の結晶が同じ形をしているのはとても面白いと思います。
また、幾重にも広がった年輪の輪は、どこか惑星のように見えるのも不思議。ずっと見ていると子供の顔のような無邪気な表情にも見え、生命体の核となる魂のようなスピリットの原型のような気がしてしまいます。持ち主の心を和らげ、子供のように無垢な気持ちを教えてくれる石かもしれません。