アンモナイトの化石をカボションカットにしたルースです。
アンモナイトの巻貝の形を残したルースは安価なものがたくさんあるのですが
こちらのようにカボションカットされたタイプは非常に珍しく
ようやく見つけることができました。
巻貝の口の部分を残したカットだと
上下左右アンバランスなルースになってしまい
それはそれで原型を活かしたよさがありますが
アクセサリー加工した時に溝や隙間が出てしまいます。
こちらはきれいに整形されておりますのでバランスがよく
美しいアクセサリーになることでしょう。
またもともと渦の出入り口のあるアンモナイトを
こちらのようにルースカットするには
渦の中心部分だけ贅沢にカットして研磨していますので
渦巻いている部分を生かしながらきれいにバランスよく研磨され
尚且つそのカットや研磨に耐えれるよう石化した
硬度がある石ということなります。
こちらのハニーカラーのアンモナイトは半アゲート化しているように見えます。
光にかざすと透過し、アンモナイトの甲殻の模様が透けて見えます。
アンモナイトは軸の目から回転するように広がった形をしています。
それはそのまま軸を自分の中心に持ち
そこから自分の世界を広げていくイメージをもたらしてくれます。
貝や化石のような古生物のアイテムは古くから魔除けにもよく
お守りになると言われています。
鉱物名___Ammonite fossil/Cleoniceras Cretaceous
サイズ___27X19X3mm
重さ____12.3cts./2.5g
石の処理__ナチュラル
製造国___インド
アンモナイトはオウムガイ類の化石で、古生代シルル紀またはデボン紀に生息していた生物です。長く地球上に生息していましたが恐竜と共に姿を消しましたがオウムガイは巻貝として生き残っています。オウムガイとよく似たアンモナイトですが、頭足類に属し、殻の中から足が出ています。このため、アンモナイトは貝ではなくタコやイカと同じ頭足類の生物でもあるのです。生息数が多かったのと固い甲殻のため地中で劣化しにくく、出土数がとても多い化石です。
化石化して微生物の侵食や置換により、虹色の遊色が生れたものや螺旋や甲殻の形状ををそのまま残して化石化したものまで、大きさもタイプも実にバラエティに富んでいます。オパール化し、虹色の遊色効果を持つアンモナイトが人気で、遊色部分や生物の痕跡をよく残した保存状態によって価値が分かれます。遊色部分を宝石化したものはアンモライトと呼ばれ、高値で取引されています。
アンモナイトの螺旋の形状は遺伝子が二重らせんを描いているように、あらゆる生物の根幹にあるイメージがそのままむき出しになったようなビジュアルです。アンモナイトがかつて地球上に大量に生息していたことと私たちのDNAがらせん状を描いていることはもしかしたら無関係ではないのかも、なんて妄想してしまいます。
アンモナイトの螺旋の形状は植物や自然などの様々な要素になっています。人の身体にある各チャクラは、人の「気」の出入り口で、アンモナイトの渦のように、扇風機のようにエネルギーが渦巻いて排出/注入が行われているそうです。アンモナイトのぐるぐる巻いたらせん状のイメージは、自分が自分のエネルギーの中心であることをイメージさせてくれるでしょう。