不規則で有機的な黒い模様が特徴のモンタナアゲート。
縞模様やサークル模様など規則的なデザインがアゲートらしさ
ですがモンタナアゲートにはそのような規則性がありません。
アゲートは西洋では宗教的な石で宗教関係の装飾品にとてもよく登場します。
アゲートの強い守護力にはスピリチュアルな要素が強いのかもしれません。
かつてインディアンが眺めていたアメリカ西部の光景を見ているような景色。
砂漠の蜃気楼や、幾重にも連なる山の稜線にも見えます。
表面は傷もなく滑らかでツルツルです。
鉱物名____MONTANA AGATE
サイズ____25X20X04mm
重さ_____20.5cts./4.1g
石の処理___天然無加工
製造国____インド
アゲートはカルセドニーと兄弟のような鉱物で、岩石や砂礫の間の沈殿物から形成されます。フォッシル・シェルのような貝化石は貝の成分が他の成分と融合してアゲートを形成するように、アゲートは微生物などの媒介や他の成分の置換によって結晶化された鉱物でもあります。アゲートの強い守護力はさまざまな要素の融合や協力によって生まれて形成される鉱物だからからかもしれません。
アゲートには渦状のデザインをしたものが多く、一つ目のように見えるものもあり、田んぼのカラス除けじゃないですが、古来から一つ目は邪気を祓う力があるとみなされています。エジプトのナザール・ボンジュウというアクセサリーが有名です。護符として愛され、また富や健康をもたらすと言う言い伝えがあるのは、アゲートに周囲の悪い気を封じ込める力があるのかもしれません。
モンタナアゲートは文字通りアメリカのモンタナ州が原産地のアゲートです。絵画のような模様が現れ、古くから世界中で豊作や長寿の護符とされて来ました。
アゲート自体は半透明なのでそんなに強度があるように見えませんが、実は硬度が7もあるとても固い石なのです。この硬さを利用して西洋では古代よりさまざまな彫刻品や装飾具に利用されて来ました。
縞模様はエネルギーのラインを表しており、またそれが広がり増幅している様を見てとれます。半透明のアゲートはそんな視覚できないエネルギーの流れを実際にイメージさせてくれます。固い石を持つこと自体がとても大きな防御になります。
モンタナアゲートはとても面白いアゲートで、縞模様のラインが特徴とするメノウの中で、斑点や筆先で塗ったような模様がリズミカルに表れる石です。時に絵画のように見えるそのタッチは縞瑪瑙のアゲートの持つ直線的な美に対して、斑点や点線などの変わった個性を持つ石だと思います。その分単調でない面白さがあって、枠に嵌らない個性を持つ石。デンドライト・アゲートのようなインクルージョンにもよく似たものもあります。
黒い模様が特徴のモンタナアゲートは、アゲートの守護力を存分に発揮しているような気がします。デンドライトのようなインクルージョンもモンタナアゲートの魅力の一つ。勇ましいイメージの石ですが、その中に繊細な風景が混じっていたりします。色もデザインも見どころが多く、見飽きないのも嬉しい石です。