虹色に光るラブラドライトのラフカット。
両面とも平らにカットされています。
スペクトロライトとも言えるほど強い輝きを持っています。
スペクトロライトのプレートは水に濡らすとより一層明るく光りました。
こちらは濡らしていませんが、それでも強い光を当てるほど強くフラッシュします。
濡らすともっと光ると思います。
ラブラドライトは水分を特に好む石です。
ピンク色に輝く表面と爽やかなスカイブルーとイエローが入る裏面。
どちらを表にしてもよいほど両面ともまるで極楽鳥のように鮮やかです。
厚みがある大き目サイズのラフカット。
プレート全体にシラーが見えるものを選んでいます。
こちらはすべて冬の太陽光で撮影していますので、明るいライトの光ではより強く輝くと思います。
鉱物名___Labradorite
サイズ___34X25X08mm
重さ____68.6cts./13.7g
石の処理__ナチュラル
原産地___アフリカ
ラブラドライトの光は、銀河系の他の惑星から放たれた波動と共鳴していると言われています。ラブラドライトを持つと直感や洞察力が冴えるのはそのためかもしれません。
やさしい波動を放つ長石(フェルドスパー Feldspar)の一種で、一定の方向にぱっくりと割れる劈開性を持ちます。その劈開面に沿って鮮やかな光を放つラブラドレッセンスが現れます。
月や太陽を象徴し、この石の波動は宇宙からのメッセージだと言われています。歴史的になぜか民衆や集団の大きな集合意識の変化に呼応する特徴があります。
最初に発見されたのは北米のラブラドール地方。もともと寒い国の石なのです。現代ではアフリカの東にあるマダガスカル島で多く産出されています。太陽の光が少ない極めて寒い地域と、たくさんの光が降り注ぐ極めて暑い地域に顔を出すラブラドライトは、そのまま光と影を象徴しているように思います。
ラブラドライトは宇宙的な輝きと次元を超えた力を刺激する石でもありますが、青いラブラドライトに限っては意外と持ち主に潤いを与えるような保湿力があるのかもしれないと思ったりします。心や体が乾いている時はブルーのラブラドライトに強く魅かれるようです。ブルーラブラドライトの根強い人気も、この青い石が疲れた現代人の心の救いになっているのかもしれません。
原石をラフカットしたラブラドライトは、切り口が鋭く、この石の結晶の性質がよくわかります。こちらの石は光が当たる所では常にまるで石そのものの色のようなシラーが表れ、極彩色の色とりどりのシラーに包まれます。一体この色はどこからやって来たのだろうと不思議に思います。