ルース一面に広がる鮮やかなオレンジのレインボーラブラドライト
淡いパープルがセンターに広がります。
オレンジとパープルの間にはピンク色のシラーのグラデーション
まるで宝石のようにうっとりとする輝きです。
裏面も表並みにシラーが広がります。
裏面の方がシラーが表れやすいのでこちらを表にしてもいいと思います。
お尻の方に虹のラメが入っています。
滑らかに研磨されカットされています。
シラーの明るさ、輝きだけでなく透明感もある一品です。
原産地ははっきりしていませんが、現在流通しているラブラドライトはほぼマダガスカル産です。
鉱物名___Labradorite
サイズ___28X19X4mm
重さ____18cts./3.6g
石の処理__ナチュラル
製造国___インド
ラブラドライトの光は、銀河系の他の惑星から放たれた波動と共鳴していると言われています。ラブラドライトを持つと直感や洞察力が冴えるのはそのためかもしれません。
やさしい波動を放つ長石(フェルドスパー Feldspar)の一種で、一定の方向にぱっくりと割れる劈開性を持ちます。その劈開面に沿って鮮やかな光を放つラブラドレッセンスが現れます。
月や太陽を象徴し、この石の波動は宇宙からのメッセージだと言われています。歴史的になぜか民衆や集団の大きな集合意識の変化に呼応する特徴があります。
最初に発見されたのは北米のラブラドール地方。もともと寒い国の石なのです。現代ではアフリカの東にあるマダガスカル島で多く産出されています。太陽の光が少ない極めて寒い地域と、たくさんの光が降り注ぐ極めて暑い地域に顔を出すラブラドライトは、そのまま光と影を象徴しているように思います。
明るいオレンジ色のラブラドライトは、太陽と月の石と言われるラブラドライトをよく表しているように思います。まるで月のように光を受けなければ輝くことはなく、また光を受けると太陽のように明るいオレンジ色と太陽光線のような七色の虹色を見せる神秘的な謎に包まれた石ではないでしょうか。
2018年は年初に皆既月食があった年。太陽、地球、月が一直線に並び月が地球の陰に隠れてしまう現象です。惑星が一列に並んだ時、それぞれの力が強力に作用すると言われていますが、やはり月食後から地球環境もいろいろ荒れているような気がします。地球と言う巨大な生命体に寄生させてもらっている私たち。太陽と月を象徴するラブラドライトの虹色の光は、まるで太陽光線のように様々な色を含みます。
ラブラドライトはつくづく庶民の石、大衆意識に訴えかける石だなと思います。たくさんの産出量のため比較的安価なこと、クオリティが高いものは高価になりますが実に様々な石があり、私たちのニーズにとてもよく対応してくれる石でもあります。大きければ大きい石ほどラブラドライトの底知れぬ輝きとパワーを感じることができます。それはまるで個々の力はビーズのように小さいかもしれませんが、大きな集団や集合的無意識になると途端に強く輝き出し圧倒的な存在感を見せ始める私たち人類の意識のようです。ラブラドライトの親しみやすさ、どこか友人のような温かさはラブラドライトの持つエネルギーが現代の私たちの意識と共鳴しているからかもしれません。