紫のグラデーションが大人っぽいガーデンクオーツ
インクルージョンはシンプルですが、光によって色味が変わります。
こちらは表面は平らに、背面を船底のようにカットしてあり、反射によって拡大されています。
トップに通し穴があり、雫型にカットされています。
横にして眺めるとボトルシップをまるで見ているようです。
左下にわずかに結晶痕がありますが気にならない程度です。
魅力的なカラーのガーデンクォーツですが形が個性的なため、価格を抑えております。
とてもお買い得になっております。
Garden Quartz, Lodolite(庭園水晶、ロードライト)
28x15x12mm
32.5ts./6.5g(通し穴有)
ブラジル産
ガーデンクォーツは主にクロライト(緑泥石)を含むクォーツ(水晶)です。流通名で海外ではLodolite(ロードライト)とも呼ばれます。「lodo」はスペイン語で「泥」を意味することに由来すると言われます。この名の通り、ほとんどのガーデンクォーツのインクルージョンはクロライトの鈍い色をしたものが多く、それが庭園の風景のように見えることから「庭園水晶」「庭水晶」と呼ばれるようになりました。ルチルやレムリアンシードなど個性的なクォーツを産出するブラジルやタイやミャンマーでも良質なガーデンクォーツが産出されています。
霊的パワーと強め、ヒーリング能力を高めると言われています。またルチルクォーツと並んで金運や商売運を向上させると中国では信じられているため、特に中国で人気が高い石でもあります。ルチルと同様、インクルージョンが多いほど価値が高くなります。
ガーデンクォーツの中には水晶の透明度と屈折度が高くまるで水中のように内部が歪んで見えるものを「シャーマニックドリームクリスタル」と呼ばれています。ガーデンクォーツの不思議な魅力は人の霊的な部分にも働きかけるものがあるのかもしれません。
鮮やかな色のガーデンクォーツは加熱によって色を引き出しているものも多いそうです。近年のガーデンクォーツの人気は鮮やかな色味を見せるインクルージョンによるものが大きいでしょう。自然のものでも酸化鉄のような成分は地殻変動による加熱の結果赤く変色したりします。古い時代には水晶の美観を損ねると考えられていた水晶のインクルージョンが今では鑑賞の対象になっているのは鉱物や天然石がより身近な存在になっているからかもしれません。
水晶の中に広がる鉱物の世界。ガーデンクォーツは水晶を通して鉱物のにぎやかな世界を私たちに映し出してくれます。様々な成分が共存し一つの景色を作り上げる。水晶の中にあるからこそ、水晶を通してその響きを伝えてくれるのでしょう。まるで水の中で棲息しているような鉱物たちの景色は竜宮城のように華やかで生き生きとした生命力にあふれています。ガーデンクォーツの癒しの力は鉱物の魅力を水晶がより強く響かせるからかもしれません。
なぜかお正月や年初めに出したくなるガーデンクオーツ。やはり縁起の良い感じがお正月の空気にふさわしいのかもしれません。中国ではルチルクォーツと並んで人気のガーデンクオーツはどこか人の心を豊かにしご利益を運んでくるように人々も感じているからかもしれません。