ブラジルはゴイアス州のストロベリー・レムリアンです。
同じ産地でインクルージョン入りの華やかなストロベリーレムリアンを前にご紹介しましたが
こちらはリチウムが表面にコーティングされた
サテンのような手触りの重厚感溢れるストロベリーレムリアン
こちら、画像ではわからないかもしれないですが、とても重いんですね
本当に重いのか、重く感じるのかわからないんですが
リチウムの表面がすりガラスのようになっていて、もうこの佇まいというか重さや質感
手触りが素晴らしく・・・総じて本当に重い、密度の濃さを感じる
この大きさで圧倒的な存在感と重量感、気品です。
大きなファセットは七角形のタビー
未来のタイムリンクがあります。
ファセットは研磨されていますが、未研磨のファセットにはレコードキーパーも見えます。
何と言っても大きな大きなキーが異次元の扉のように開いています。
こんなに深いキーを見たのは初めてです。
キーなんですが、貫入した跡なので、ネガティブ・クォーツでもあります。
根元は切断面がありますので、元はクラスターだった所から折れたのではないかと思います。
初期レムリアンのようなフロスト状の手触りは大いなる智慧のようなものを感じさせます。
ガラスの細かい模様やパターンがリチウムによって色づいてますので、ガラスからくっきりと浮かび上がります。
よりはっきりと石のメッセージが視覚と触覚から伝わって来る感じです。
Strawberry Lemurian, Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
85x26x23mm
81g
Goias, Brazil
レムリアンシードはブラジル、コロンビア、ロシアなどで同名のクリスタルが存在します。シード(種)のように母岩から離れ根を持たない状態で発見され、階段状の蝕像があるのが特徴です。ヒーラーによって古代レムリア文明の叡智が秘められているとリーディングされています。
シード(種)なのですが、完結した一つの水晶というイメージ、純度や力強さを感じさせるレムリアンシード。マスタークリスタルと言われる所以です。ブラジルはミナスジェライス州セラドカブラルが原産ですが、近隣の同じ特徴のクリスタルもレムリアンシードと見なされています。
ブラジル産のクォーツはレムリアンと名前が付いてるものが多いですね。ただコリント産のコリントクォーツやスターブラリー/スターシード、レーザークォーツなどクォーツの種類が多いという印象です。レムリアンという名前の由来とは別に、特徴的な水晶に対してブラジル産のクォーツに「レムリアン」と呼びたくなるのもわかる気がします。それほどこのエリアのクォーツは示唆に富んでいて、メタ的なサインやシンボル、メッセージ性に溢れています。アフリカ産にもそのようなクォーツが増えているようですが、レムリアンシードから始まったブラジルのクォーツはその歴史が長くメタフィジカルな探求も一番盛んで進んでいると思います。
ストロベリーレムリアンはずっと欲しくて探してましたが、運よく前回のショーで巡り合いました。こちらのようなハンディなサイズのものが多く、あまり巨大なものは見たことがありません。まるで手に取ってもらうことを期待しているかのようなポイントのサイズや形は、メッセージを携え、まるで私たちに届けられるためにやって来たかのようです。
こちらのストロベリーレムリアンの静かな佇まいは、智慧そのものといった感じで、ただの鉱物とは思えない、崇めたくなるような気持ちにさせます。ストロベリーカラーが愛らしく、女性的・・・ではあるのですが、まるでシスターのように親しみやすく、それでいて尊敬の念を禁じ得ない、厳かな何かがあります。
やはりこの特別な質感、すりガラス状の表面とダウクリスタルのバランスのよさ、ズシリと来る重さは圧倒的な高級感と存在感で、静かな石の世界へと誘ってくれます。