透明感溢れる大きなソード型のセレナイト
「聖母マリアのガラス」と呼ばれるセレナイトならではです。
高品質なセレナイトはメキシコのナイカ産が有名ですが、去年ブラジルのミナスでも大きな結晶のセレナイトが発掘されたようです。
透明度はブラジル産も負けていないです。
厚みがあり透明感がとても高いので、触るとシンギングの音が聞こえます。
まるでデジタルの暗号のような結晶のコード。
分離面にトライゴニックのような印が見えるのはなぜなのでしょうか?
こちらは外側から中に入った破片のような結晶が、内部でも成長していて貫入水晶のようになっています。
ハンディなサイズでヒーリングにもピッタリ。
水晶のような透明感ですが、水晶のような硬質さがなく親しみやすいです。
柔らかい女性的な響きに癒されます。
Selenite(石膏、ジプサム)
120×46×40mm
229g
Minas Gerais, Brazil
セレナイトはジプサム(石膏)の中でも無色透明なものをいいます。石膏は地球上でたくさん産出される鉱物ですが、無色透明のセレナイトは硬度が2以下しかなく、柔らかいため加工品には不向きな石でもあります。そのため、アクセサリーとしてよりも、タワー型の置物やタンブルとして商品化されているものが多いです。砂漠のバラとよばれるデザート・ローズも同じジプサムの一種です。
水や油などに耐性がなく、あまり素手で触らない方がよい石です。月の女神セレーナを意味するセレナイトは、無色透明な美しさと効能の高さで人気のある石でもあります。産地はモロッコやメキシコなど、乾いた土地で採掘されています。
ガラス技術がなかった時代のヨーロッパでは、教会の窓ガラスなどに利用され、「聖母マリアのガラス」と呼ばれていました。
女性の月経時の体調不良など、ムーンストーンがよく勧められますが、さらに上を行くのがこのセレナイトです。両方とも月を意味する名前がついているのは、やはり月経に作用するような女性的なエネルギーを持つからでしょう。
セレナイトはとても硬度が低いのですが、それ故持ち主のエネルギーに浸透しやすい石でもあります。月経時の体調不順や頭痛や生理痛にもよく効きます。下腹部の痛みや腰痛にもいいですし、体の緊張を解きほぐす力があるので頭痛や痛みを和らげるのに効果的です。
ヒーリング用には研磨されているものを使用しますが、ナチュラルな結晶体のパワーは人の手が加わっていない分ダイレクトに拡散される気がします。原石ですがソード型で持ちやすく触りやすい形になっています。