ルーマニア産のレコードキーパーびっしりのアーティチョーク型のホワイトクォーツです。
まるでアーティチョークのようなキャンドルクォーツで、アーティチョーククォーツとも呼ばれています。
これをレコードキーパーと呼んでいいのかわかりませんが、びっしりと生えた上向きの三角形の群生は圧巻です。
一番上の先端と一番下の根元の部分が透明になっている、不思議なクォーツ。
キャンドルクォーツには根元の石が違う石(結晶)というのはよくありますね。
少しピンク色が入っていてかわいいです。
ファセット付近の粒粒はクォーツっぽいですが、裏側の下の方にはパイライトがインクルしています。
ルーマニアやブルガリア産に多い、パイライト入りの白水晶です。
裏面は平らですが、再結晶のような模様になっていて面白いです。
Candle Quartz(水晶)
67×41×28mm
75g
Rumania
キャンドルクォーツは水晶の柱面にキャンドルのようにたくさんのミニ水晶が群生したもの。この群生の仕方でいろんな呼び名が名づけられているようですが、大雑把に言えばやはりキャンドルクォーツとなるようです。このミニ水晶がさらに成長するとカテドラルクォーツになり、まるでお城の塔のように立派に群生します。サイズも大きくなります。
アメリカのヒーラーであるJ・ホール氏によれば、キャンドルクォーツやカテドラルクォーツは、ライブラリークォーツとも呼ばれ、図書館のように古代の叡智が蓄積され、地球上に起こった記憶が保管されていると考えられています。
キャンドルクォーツは水晶なのですが、色合いや質感がカルサイトのような柔らかさ、やさしさがあるののがあり興味深いです。ブルガリアやルーマニアはカルサイトの影響が強い地帯なので、こちらのキャンドルクォーツにも影響しているかもしれません。水晶の持つ硬質な響きが少なく、カルサイトの干渉があるとどこか植物的なフォルムやテクスチャーを持つ石となり、母性的なやさしさを感じさせるようになります。
ルーマニアやブルガリはユーラシア大陸にあったとされるシリウスエネルギーの西端だと思っています。東端であるダルネゴルスクや内モンゴルのようなカルサイト干渉の水晶でパイライトやヘマタイトなど鉄分インクルが特徴です。植物や月のような癒しや成長を促すエネルギーを持つ石たちです。
また水晶の細胞が露わになったような立体的なレコードキーパーやトライゴーニックが表面を覆い、さながらライブラリークォーツのような叡智も感じさせます。