奇抜な形の水晶が産出することで有名なロシアのダルネゴルスク産の水晶。
標本としても有名で、コレクター向けでもあります。
インターフェレンスクォーツ(成長干渉水晶)とはカルサイトなどの鉱物が水晶に干渉し、独特の形状を築き上げた水晶。
ダルネゴルスク産の水晶がとても珍しいのはこれが理由でもあります。
雪のような白さが美しいです。
激しい干渉を受けながら、こんなにも美しく成長したのは驚異的です。
カルサイトと水晶の美しいコラボ。
表面は白く覆われてますが、内側はクリアです。
柱面のミニクラスターは、この地域によく見られるもの。
内モンゴル産のヘデンバーガイト・イン・クォーツが有名です。
ダルネゴルスク産と内モンゴルの水晶は、産地も比較的近いためよく似た特徴を持っています。
ほぼ同緯度上にあり、ユーラシアにはシリウスのエネルギーが降っていたそうですが、この二つの産地にはシリウスのサインがあると思います。
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内モンゴルやダルネゴルスクのカルサイト干渉水晶は、水晶の透明度や響きも高いです。
Calcite in quartz, Interference quartz(成長干渉水晶)
103x30x29mm
86g
Dalnegorsk, Russia
鉱物的にも俗称にも様々な呼び名がある水晶。鉱物的には石英類(Quartz)として、その中でも透明な水晶をクリスタル(Rock crystal)、クリア・クォーツと呼んで分けられています。パワーを強化し、チャージし、エネルギーを安定させ調和させる力があります。鉱物の代表的な存在で、すべての鉱物やエネルギー体に働きかける力があります。
水晶はその昔、本当に水が鉱物になったものだと考えられていました。水晶は珪素が結晶した鉱物で、様々な鉱物を内包し、付着したものが産出されます。水晶自体も石英の一種として様々な鉱物に浸透し多くの石に輝きや潤い、強度を与えます。それはまるで水のように自由自在な浸透力のため、水晶の性質は極めて水の性質と近いものがあり、昔の人が水が石になったものと考えても不思議ではありませんし、ある意味その通りではないかとも思います。
ダルネゴルスクの水晶はカルサイトなど他の鉱物が成長時に干渉するため、とても奇抜な形をした水晶が生まれます。インターフェレンスクォーツ(成長干渉水晶)とも呼ばれています。
成長干渉水晶は成分として染み込むのではなく、外側から水晶の成長に強い影響を与え、形までも支配してしまう。とてもクリエイティブなコラボレーションで、干渉のような横やりを阻害と取るのか、それとも変化や新たな可能性のチャンスと捉えるのか、スピリチュアル的にも興味深い水晶の生き様です。
水晶の形が変わるほど激しい妨害にも関わらず、ダルネゴルスク産の水晶は成長して行きます。とても旺盛な成長力を持つ水晶と言えるかもしれません。
ダルネゴルスクは日本海側に面したロシアの沿海地方の町。内陸部にありますが鉱山残業で生まれた町で、市の紋章が水晶のクラスターであるほど水晶の名産地でもあります。日本列島がまだ大陸と地続きだった数百万年前、ダルネゴルスクのあるロシアの沿海地方は日本列島とドッキングしていました。この地方で不思議な形の水晶が産出されるのは、日本列島が切り離されるような地殻変動があったからで、日本列島の起源と関わりがあります。
シリウス文明はユーラシア大陸にあったと言われています。その痕跡が内モンゴルやダルネゴルスクの水晶たちの特徴に見ることが出来るのではないかと思っています。同緯度上にあり、共にカルサイトの干渉を受け、まるで植物のような形態を持つ様々なクォーツが見られます。