ブラジルのミナスジェライス州のトライゴーニッククォーツのポイントです。
ファセット部分が透明で、照りもあって輝きが強いです。
トライゴーニッククォーツらしいビシバシ入った逆三角形のマークと、溶けただれたようなアイシーな潤いがジュエリーのような輝きでこちらを癒してくれます。
柱面の白さも魅力のミニポイント。
持ち運びにも便利な携帯にも最適なサイズです。
大小の様々なトライゴーニックが入っているだけでなく、まるで地図や地形のように表面に凹凸があり、風景の画像のようにも見えます。
トライゴーニッククォーツのただれた表面を見ると、普通の水晶の成長とは違い、成長途中もしくは成長後に何らかの干渉があった様子です。
たくさんの水晶を観察して来ましたが、トライゴーニッククォーツも再結晶水晶の一つなんだろうなと思います。
トライゴーニッククォーツが強い癒しの響きを持つのは、この石が石全体に試練を負って、傷ついた体を癒そうとする力が誰よりも強いのだろうと思うのです。
再結晶水晶は表面が再結晶化されるだけでなく、石自体も透明感が一際強くなります。
ヒマラヤの
メルクリスタルのように、シャンデリアのような内側から発光するような輝きも持ちます。
ただの透明感とは違い、石自体が光を放とうとする。
それは自ら治癒力を持ち始めているからではないでしょうか...
Trigonic Quartz, Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
56x26x23mm
36g
Grão Mogol, Minas Gerais, Brazil
トライゴーニッククォーツは、アイスクリスタルの一種でもあり、ブラジルやヒマラヤなどで産出されます。主な産地はブラジルで、ヒマラヤではアイスクリスタルにトライゴーニックが現れるものが多いようです。
トライゴーニッククォーツと呼ばれるものには二つの特徴があります。
・▽印(トライゴーニック)がファセットに入っていること。
・溶けただれたようなアイシーな形態(アイスクリスタル)
この二つの特徴はトライゴーニック・クォーツの成り立ちにも関わっていると思います。
レコードキーパーが上に向いた△印がであるのは、植物が上に向かって伸びるように水晶が成長するマークでもあります。反対にトライゴーニックは印が下を向いていますので、上からのエネルギーがかかっている、浴びていると言えます。
このエネルギーは地殻の中で起きているかもしれませんし、宇宙線のような遠くからかもしれません。
宇宙線はあらゆる物体を通り抜けて地上に降り注ぐので、地下に眠る鉱物が浴びても不思議ではないと思うのです。
また、アイスクリスタルとしての特徴は、トライゴーニッククォーツが膨張したような膨らみのある形状をしていることにも関係があると思います。アイスクリスタルは浸食や形成過程で形成しきれなかった不完全な形態だったりするのですが、トライゴーニッククォーツが角が溶け丸みを帯びているのは水晶自体が熱を持った可能性もあるのでは?と思います。
水晶が何らかの反応で熱くなり、そこに熱水や水分が浸食したため、膨らんだ形で浸食の跡が残っているのかなと思います。そして石が熱くなるような特別な反応を示したからこそ、トライゴーニッククォーツには特別なメッセージや感じるものがあると思うのです。
癒しの響きがとても強いグラン・モゴル産のトライゴーニッククォーツのアイスクリスタル。皺のような表面や溶けただれたようなアイスクリスタルの輝きを見ていると、この石には何かが起こったような気がします。
熱水を浴びて溶けただれた後、石自体が覚醒したように白熱して再結晶しているのではないでしょうか。水晶の成長過程とは別に再生しようとしている力を感じます。
それはまるで火傷の跡から再生された皮膚のようです。トライゴーニッククォーツの強い癒しの力は、大きな試練を乗り越え癒した証なのかもしれません。水晶のお医者さんのようです。