アイオライト・サンストーンのルースです。
アイオライト・サンストーンはアイオライトとサンストーンが混合した複合石
アイオライトのパープルにサンストーンキラキラとしたラメが輝きます。
暗い夜空のような宇宙色のアイオライト
こちらは光が当たらないと真っ黒な石ですが、画像の通り、光の当たり方でラメがパーッと現れ、一瞬にして見事な石に生まれ変わります。
少々結晶の屈折によって、ラメが現れにくいこともありますが、アイオライトをご存じの方はご理解頂けると思います。
アイオライトの色味が濃いのに透明感も抜群で、赤いインクルージョンも魅力的です。
きれいに研磨されています。
Iolite Sunstone
34×20×5mm
30cts.
インド(製造国)
アイオライト・サンストーンは、アイオライトとサンストーンの二つの意味を持ちます。どちらの意味が強く出るかは、その石にどちらの成分が多く見られるかで違って来るでしょう。
アイオライトはギリシャ語で「紫」を意味するionと石を意味するliteから付けられた、「紫の石」という名前を持ちます。その名の通り、日にあたる角度を変えるとスミレ色に変化し、複数の色を持つ多色性の石と言われています。そのため、バイキングが航海の羅針盤にしたという迷信があり、紫が精神面に作用することから「ビジョンの石」とも言われています。
サンストーンはキラキラとしたラメ成分がアベンチュリン・レッセンスで、別名アベンチュリン・フェルドスパーとも呼ばれています。フェルドスパーは長石のことで、ラブラドライトやムーンストーンがこれに属します。太陽のようにキラキラ光るので、同じ長石のムーンストーンに対してサンストーンと名付けられた比較的新しい流通名でもありますが、もともとギリシャ語で太陽を意味する「ヘリオライト(Heliolite)」とも言われていました。
アイオライトは霊能力を授ける石と言われていますが、霊感を示す濃いスミレ色に、松果体を刺激するラメの瞬き。また、サンストーンは隠れた力を引き出してトラウマを癒す効果があると伝えられています。その二つの鉱物が一緒になった石がアイオライト・サンストーンであり、とても人気があるのもうなずけます。
宇宙をそのまま切り取ったような、まるで銀河系の星々の輝きを映し出したような石。光に反射しなければレッセンスが全く現れない地味な石なのに、光に反応した途端まばゆい輝きに満ちるのはラブラドライトによく似ています。まるで宇宙という闇の中に太陽の光を受けて輝く星々のようです。
アイオライトもラブラドライトのように石によってはレッセンスが現れる角度に屈折があります。冬の夜空のように冷えた輝きを見せるアイオライトサンストーンは2月の色にぴったりです。