エリスライトの母岩付き結晶。
小さな結晶が素晴らしいですが、ヒーリング用に大きめで色味が素晴らしい原石です。
モロッコ産のエリスライトは母岩付きで発掘されていてもう少し灰色をしているのですが、こちらは青味がかっていて、母岩の色もとても美しく、エリスライトのコントラストが素晴らしいと思います。
エリスライトはコバルトの二次鉱物なので、コバルトの青の影響なのでしょうか?
クリスマスカラーのザクザクとしたエリスライトの結晶
この季節にぴったりです。
マゼンタ色はレピドライトやユーディアライトのような石とよく似た印象です。
ただ美しいだけでなく、裂け目で光る赤い結晶は、傷のような痛みを思い出させます。
Erythrite(コバルト華)
81x54x37mm
182g
Bou Azzer, Morocco
エリスライトはコバルト鉱の分解によって生じる二次鉱物で、コバルト華と呼ばれています。コバルト華と呼ばれるのは、エリスライトがある所にコバルトがあるからで、コバルトは工業製品の製造に欠かせない重要な鉱物であり、その資源を巡って多くのトラブルを引き起こす紛争鉱物でもあります。コバルトはリチウムイオン電池の原材料です。
エリスライトは、不調和を改善する力があると言われ、相反する性質を持つ人が持つとよいと言われているそうです。そのようなタイプの人に適応力を与えると言われています。
エリスライトはクリスマスカラーで冬に出しているのですが、エリスライトには私たちの中にある民族的な傷や痛みのイメージにシンクロするものがあって、欧州の戦争のことを思います。まさか一年も続くとは思っていませんでした。
エリスライトの刃のような鋭い結晶がまるで流血の中に刺のように生えています。私たちの魂は過去世の戦争や闘いによる傷や記憶を抱えていると思います。エリスライトは私たちが持つ戦争や争いで受けた傷に訴えかけて来るものがあると思います。私たちの体が持っている痛みの記憶に働きかけて来るような気がします。
エリスライトがコバルトの二次鉱物で、コバルトが紛争鉱物であることも関係しているかもしれません。真っ直ぐな結晶が縦と横に交わると十字のように見えます。
ロシアの侵攻もロシアがキリスト正教会であるのも一因だと聞きます。根底にあるのは民族紛争であり宗教対立であるとしたら、イエスの血がまた流されているのかもしれません。