プラシオライトの原石。
爽やかなマスカット色が気持ちいいです。
ザクザクと入ったキーのような分離跡が激しく、結晶化が進んでいるのがわかります。
レムリアン・ルーツクォーツのような感じで、進化を感じさせる石のイメージ。
プラシオライトは自然の放射線の照射による変色なので、同じマスカットカラーでも石によって大分雰囲気が違いますね。
今回入荷のプラシオライトは、落ち着いた色味でマスカットというより抹茶のような渋い印象。
深い霊性を感じさせるのは、アメジストの一種でもあるからでしょうか。
輝きも強いです。
プラシオライトの爽やかなミントグリーンが大好きで、見つけると購入してしまいます。
ライトニング水晶とよく似たメッセージ性がありそうです。
こちらは入荷の際にブラジル産としかわからなかったので、産地は参考になります。
Prasiolite, Amethyst
43x26x15mm
22g
Ametista do Sul, Rio Grande do sul, Brazil
1953年にブラジルのミナスジェライス州のMontezuma鉱山のアメジストを偶然650℃で加熱した所、マスカット色に変化して生まれたのがプラシオライト、グリーンアメジストです。通常アメジストを加熱するとシトリンになるため、ミントグリーン色に変化するアメジストは一部の高山でしか採れません。そのため、希少で高価となり『プラシオライト』と名付けられ市場に出回るようになりました。
最近ではブラジル・リオグランデ・ド・スール州からもグリーンに変化するアメジストが発掘されています。
ブラジルの東側には自然放射線がとても高い地域があり、日本の6倍以上なのだとか。南米は元々そういうエリアで、地殻ではさらに高い放射線が水晶たちをとてもカラフルにしているのかもしれません。プラシオライトもバイーアやミナス、リオグランデドスールなど各地で採れるのは、自然放射線の高さもあるのでしょう。
水瓶座の時代は風のサインの時代。コミュニケーションや伝達にスポッとが当たる時代です。プラシオライトのマスカット色は双子座のカラーでもあります。愛や憎しみなど感情による支配が続いた魚座の時代から、コミュニケーションやネットワークが発達し、より知性が重視される時代になると思います。プラシオライトはアメジストのような深い霊性とは別の方向で人類の覚醒を導くようなニュアンスがあります。
心が重苦しくなりそうな時に、プラシオライトの「軽さ」は救われます。物事の深刻度を減らし、軽やかな視点をもたらしてくれるでしょう。大変な問題こそ感情的に足を引っ張られず、プラシオライトのミントグリーンのように爽やかに軽やかに乗り越えていく。そのためには自分自身がそのような視点に立つことが大事なのかもしれません。それもまた自分の軸を持つ、センタリングの要素でもあると思います。啓蒙や啓発のようなイメージです。