フラワーアメジストと呼ばれるアメジストの結晶です。
ポイントが放射状に広がるように成長しています。
まるで花のような、太陽のようなアメジスト
一つ一つのポイントがベラクルス産のミニアメジストポイントのように薄紫で透明感があります。
ラベンダー色のやわらかな輝きを見せるフラワーアメジスト
緑色のインクルージョンが入ってたり、放射状の結晶はソーラークォーツを思い出します。
密かな人気のあるフラワーアメジスト。
中々のハイクオリティだと思います。
Amethyst (紫水晶)
85x70x65mm
235g
Brejinho das Ametistas, Bahia, Brazil
鉱物の形成の過程で水晶が紫色になったものが紫水晶=アメジストです。この紫は天然の放射線の影響だということが近年発見されました。アメジストは水晶系の中でも複雑な構造を持つため、結晶の割れやクラックなどが目立つものが多いですが、それがまた本物のアメジストの証拠でもあります。パープルの色が濃いほど貴重で、熱処理をすると黄色になりアメトリンやシトリンと称して流通していたりします。
古代より多くの宗教で紫は高貴な色として見なされていたため、アメジストも同様に高貴な人々に愛されて来ました。世界各地で産出されますが、良質なものが採れる南米やナミビア産が有名です。
どこか雪の結晶のような広がりとステンドグラスのような緻密な輝きを見せるフラワーアメジストの結晶。ポイント剣先にレッジがザクザクと入っていたり、モザイク状の輝きを放つものもあり、普通の水晶の成長とは違う感じなのはアメジストならではなのでしょう。
ソーラクォーツと似た構造があり、そのため平らに広がるように成長するものが多いので、こちらのように大きく立体的に成長したのは初めて見ました。アメジストのクラスター自体は珍しくないですが、フラワー・アメジストがクラスター型に成長したのはレアなのではと思います。フラワー・アメジストの放射状に広がる性質が大きく渦を巻くように回転したクラスターを形成しています。ボルテックスのあるクラスターなので、浄化要らずのパワフルなクラスターです。エネルギーを蓄積するクラスターは別名「パワーハウス」とも呼ばれています。