苔のような深い緑色をしたブラッドストーンです。
ブラッドストーンの中でも
特に緑色が濃いタイプで限りなく黒に近いです。
和風庭園に生えている苔や松のような和の緑。
そこに鮮やかな赤い流星のような模様が入っています。
緑が濃い分、赤の鮮やかさがより一層鮮明になっています。
紅色のような赤も和の特徴ですね。
こちらはまるで和の伝統のような
どっしりとした趣のある石です。
ですが石は軽く艶々しているので
見た目ほどの重量感や圧迫感はありません。
ブラッドストーンはどれも美しく磨かれ
鏡のように研磨された石です。
画像では所々影がありますが
撮影時の映り込みで石とは関係ありません。
表面は真っ平らに加工されています。
鉱物名___Bloodstone(血石)
サイズ___43X23X02mm
重さ____35.4cts./7g
石の処理__ナチュラル
原産地___アフリカ
和名で「血石」と呼ばれ、洋名そのままな石のブラッドストーン。ジャスパー(碧玉)の一種で、緑石に赤い斑点が入った物がブラッドストーンです。古くはゴルゴタの丘に磔になったイエスから流れた血が染み込んだ石という言い伝えがあるほど、「血液」のイメージが強い石です。
古くから止血剤として利用され、出血を防ぎ雑菌を防ぐ力があると信じられていました。戦場に赴く兵士の御守りにもなっていました。
ブラッドストーンはまるで血のような赤い斑点が表れている石で、そのため血液に関する伝承や由来が多い石でもあります。また緑色は心臓のチャクラを象徴する色でもあり、ブラッドストーンの緑と赤は血を強く連想させるのかもしれません。赤十字だけでなくミドリ十字もあるように「赤と緑」の組み合わせは血を象徴するようです。
東洋医学には「気血」という考え方があり、体内を巡るエネルギーは「気」と「血」を分けて考えます。ブラッドストーンは「血石」なので、補血にぴったりの石ですが、ブラッドストーンにはどうも血だけではなく気も補充する力があるように見えます。
これは私の独断なのですが、緑色が血だけでなく気も象徴しているのかもしれません。ハートチャクラが赤と緑の両方のカラーを象徴するのは、心臓部に肺もあるせいかもしれないと気づきました。緑はもしかしたら「気」を司り、それもあってブラッドストーンの「赤と緑」のセットは気血の補給に最適なのかもしれません。呼吸は人の健康の一番大事な活動です。
お酒の中に健康を目的とした養命酒があるように、私はブラッドストーンは「養生石」だと思っています。貧血気味の人や体力のない人など、肺や心臓の働きが弱い人が持つと特にいいと思います。血液の流れをよくし気の充足がもたらされるでしょう。
限りなく黒に近いこちらのブラッドストーンの赤い輝きは、まるで宇宙の星々を見ているかのようです。赤も緑もとても濃い色をしているので、とくにパワー補給が高い石だと思われます。持ち主に体の中心の軸を意識させるような、どっしりとした落着きがあります。