化石化した巻貝(スネイル)をルース用にカットしたフォッシルシェルのルースです。
カルシウムなどの内部の成分が結晶化し鉱物化しています。
内部がアゲート質になっていて、キラキラと光るドゥルージーになっています。
ドゥルージーは、アゲートに見られるキラキラとした結晶質のことを言います。
中央から見えるドゥルージーが目を引きます。透明度が高い美品です。
大理石のように化石化していながらジュエリーのような気品もあります。
アクセサリー映えするでしょう。
研磨されている方が表になります。
Fossil Snail Shell Druzy
26x26x3.7mm
22cts./4.4g
インド産
フォッシルシェルは、化石化した貝で、貝化石、風化貝とも呼ばれています。
貝類の化石といえば古代生物のアンモナイトやアンモライトがありますが、こちらの石のように美しく結晶化し石化した貝類も、一億年近い長い時を経ています。通常巻貝は右巻きなのですが、インドでは左巻きのシヴァアイやこちらのフォッシルシェル(スネイル)の珍しい貝が化石として残っています。らせん状にカットされた巻貝の化石。生命の原型とも言えるらせんの構造は、私たちを特に引きつけるものがあります。
フォッシル・シェルは、うっとりするようなビジュアルだけで十分に魅力的ですが、化石化した貝にはリアルな海の記憶と、化石となった地中の陸の記憶が詰まっているように見えます。深い海の記憶と深い土の記憶を有しているフォッシルシェルには抗いがたい魅力があります。
遺伝子がらせんを描いているように、宇宙の星雲が渦を描いているように、巻貝の化石のらせんは生命や星の原始的な構造を表しているように思います。とても小さな生き物の原型が広大な宇宙の仕組みにまで繋がる不思議。「神は細部に宿る」といいますが、小さな扉の鍵穴の向こうには大きな世界が広がっています。
キラキラ輝くドルゥージーは、岩塩のように白く光り、まるで海の塩の記憶のような不思議な美しさです。チャクラには扇風機のような気の渦があるため、螺旋状のアイテムはアクセサリーにもよいでしょう。センタリングを促します。