透明度の高い良質な水晶が採れるヒマラヤ産の水晶
ピンククォーツのクラスターです。
鉄分やクローライトの成分でピンク色やグリーンが入った癒しのクリスタル
表面はまるで水晶のパワーに引き付けられているような小さなクォーツが付着しています。
渦を巻くように成長したボルテックスなクラスターが特徴のヒマラヤ水晶のクラスター
こちらは花が咲いたような中心がいくつかあって結合している感じです。
薄っすらとピンク、薄っすらとグリーンが入った透明度の高いクラスター
バランスよく入っているため、クォーツの輝きも強いままです。
マイコレにしたいほどラブリーなのですが(^^ゞ
去年のミネラルショーから一年経ち、ヒマラヤ水晶が続々入荷しましたのでリリースです。
Chlorite in Quartz(緑泥石)
86x54x47mm
107g
Manihar, Garsa Valley, Kullu District, ヒマチャルプラデッシュ州(インド)
インド亜大陸がユーラシア大陸にドッキングして生まれたヒマラヤ山脈。その激しい造山活動によって生まれたのがヒマラヤ水晶です。地中の亀裂(ベイン)に染み込んだ石英から生まれる水晶は、小さなポケットが多く、一度にたくさん採れません。ヒマラヤ水晶は様々な形をした個性的な水晶が多いのですが、違うベインからは異なる形の水晶が発掘されるためだとか。そのため、バラエティに富んでいてユニークな形が多いのでしょう。
透明度の高い水晶だけでなく、クローライトを含んだガーデンクォーツや酸化鉄を含んだピンククォーツも発掘されています。ボルテックス(渦)を巻いているクラスターなど珍しいクラスターもあります。
産地のガネーシュヒマールは、近郊の産地も含み、透明なクォーツはネパールのTipling、クローライトが入ったものはLapaなどネパール産で、ピンククォーツはインドのパールヴァティ渓谷のマニラカンやマニハール産だそうです。
原産地のマニハールは同じくヒマラヤ水晶の産地でもあるパルバティ渓谷の南、ガラサ渓谷のマニハール村のことだそうです。この地域はヒンズー教やシーク教の聖地があるマニカランがあるヒマラヤ山脈の南に位置し、聖地でもあり温泉地でもあるマニカランはヒマラヤ水晶の産地でもあります。聖地がある場所というのは土地のエネルギーが高い場所で良質な水晶が採れるのも納得です。
同じクリアな水晶でもブラジル産と比べてどこか陰の気が強く感じるヒマラヤ水晶。この地域の石は湿気や陰の気が強く、水分たっぷりの潤いのあるクリアさ。母性的な温かさや大らかさのあるブラジル産に対して、ピンククォーツは乙女や霊感少女、スリムな美人さんといったイメージです。どことなく色気があるような、水も滴るいい女といった感じで、惹きつけられるのもよくわかります。ヒマラヤ水晶は男性人気が高い気がするのは気のせいでしょうか?