ブルガリア産のクローライトが入った水晶クラスター
こちらはカルサイト入りです。
こちらもポイントは五角形のダイヤモンドウィンドウをメインファセットを持っています。
クラスターの裏側にカルサイトやクローライト、水晶の破片が付着しており、バーナクルになっています。
表からは水晶の透明感がよく見える仕組み。
少しシルバーっぽい輝きは内モンゴルやダルネゴルスクの水晶ポイントを思わせます。
明るさや柔らかみのある輝きが、とても植物っぽい色合いのクラスター。
ほのぼのとして心を和ませてくれます。
底面は研磨されて直立するようになっています。
ブルガリアはクローライト入りの美しいグリーンクォーツが採れる産地。
カルサイト、ヘマタイトなどの干渉もあり、内モンゴルやロシアのダルネゴルスクと似た所があります。
癒しのグリーンのクローライトが入ったグリーンクォーツは、ヒーリングとしても優れたアイテム。
そこに癒しの仲間のカルサイト、ネガティブエネルギーを吸収するヘマタイトやパイライトなどの鉄分が付着しているのでとても高度なヒーリングエネルギーだと思います。
この特徴は私の中でシリウス系のエネルギーとして判断するポイントになっています。
カルサイトの干渉はとても重要で、カルサイトはドロマイトやロードクロサイトなどの鉱物とも同質異像で、ブルガリアではドロマイトとして現れることもあります。
Chrolite quarz with Calcite(緑泥石入り水晶、方解石)
44x32x23mm
25g
September mine, Rhodope Mountains, Madan ore field, South East Bulgaria
ブルガリアのマダン鉱山は水晶クラスターの産地で、パイライトと共生した水晶が採れます。すでに閉山されているという噂もあります。カルサイトやパイライトなどと共生し、アーティスティックで幻想的なクラスターが発見されています。
水晶とよく共生するクローライト。緑色や暗緑色のものが多いため、クォーツに青味を加えるのは中々珍しいかもしれません。パイライトやスファレライトなどのメタリックな輝きが華やかさを演出しています。クローライトは水晶ポイントの内部でファントムを形成する成分。水晶内部でイメージを形作る面白い鉱物ともいえます。強力なヒーリング作用があると言われるのは、スピリチュアルなエネルギーに反応する要素があるのかもしれません。
産地としても比較的珍しいブルガリア。珍しい産地の石はこちらの既成概念を覆してくれます。
ブルガリアは内モンゴルやロシアのダルネゴルスクとほぼ同緯度上にあります。この産地のいずれもクォーツにカルサイトが干渉したり、グリーンクォーツだったり、ヘマタイトやパイライトなどの鉄鉱類がクォーツに付着してたり、同じ鉱物の作用による水晶を産出しており、似た特徴を見せています。
内モンゴルやダルネゴルスクエリアはシリウスの時代を感じるエリアですが、シリウスのエネルギーを感じていた11月から12月にかけて、ずっとショップにあったブルガリア産の鉱物が続々とソールドアウトになったのも偶然ではないと思っています。植物を思わせるグリーンクォーツが産出されるのがシリウス的です。
シリウス文明はユーラシアにあったとも言われ、シリウスのエネルギーはユーラシア大陸に注がれたようですが、その東端がダルネゴルスクやかつての日本、西端はブルガリアなのかな?とも思います。