透明度の高い良質な水晶が採れるヒマラヤ産の水晶
こちらはクローライトとアクチノライトが入ったポイント。
メタフィジ的な要素があるものをご紹介しています。
ヒマラヤ水晶の強い透明感で、水苔のようなクローライトがくっきりと見えます。
アクチノライトとのコントラストが風景画のようです。
水の中の苔のようなクローライトは癒しの効果抜群です。
水晶にクローライトが入ると癒しの力がパワーアップするそうですが、私もクローライトが入っているのが好きです。
六角形のキーが入っており、ファセットにもレッジがある、ステップド・アカシックラインです。
ファセットの背面には衝撃を受けたような跡があります。
メタフィジ的なクォーツはブラジル産に多く、小さなポケットから手掘りで産出するヒマラヤ水晶はバラエティに富んでて、あまり共通したものがないんですよね。
ほとんどのヒマラヤ水晶はグリフのようなものはなく、ひたすら透明感と形の美しさが際立つ石。
セルフヒールドが多い印象です。
なので、こちらのようなきれいなインクルージョンがありながら、メタフィジ要素を持つ個性的なヒマラヤ水晶は珍しいと思います。
Chlorite in Quartz(緑泥石)
53x17x12mm
13g
Lapa, Ganesh Himal, Nepal
インド亜大陸がユーラシア大陸にドッキングして生まれたヒマラヤ山脈。その激しい造山活動によって生まれたのがヒマラヤ水晶です。地中の亀裂(ベイン)に染み込んだ石英から生まれる水晶は、小さなポケットが多く、一度にたくさん採れません。ヒマラヤ水晶は様々な形をした個性的な水晶が多いのですが、違うベインからは異なる形の水晶が発掘されるためだとか。そのため、バラエティに富んでいてユニークな形が多いのでしょう。
透明度の高い水晶だけでなく、クローライトを含んだガーデンクォーツや酸化鉄を含んだピンククォーツも発掘されています。ボルテックス(渦)を巻いているクラスターなど珍しいクラスターもあります。
産地のガネーシュヒマールは、近郊の産地も含み、透明なクォーツはネパールのTipling、クローライトが入ったものはLapaなどネパール産で、ピンククォーツはインドのパールヴァティ渓谷のマニラカンやマニハール産だそうです。
同じクリアな水晶でもブラジル産と比べてどこか陰の気が強く感じるヒマラヤ水晶。この地域の石は湿気や陰の気が強く、水分たっぷりの潤いのあるクリアさ。クローライトが入るとさらに陰の気が強くなります。どこか日本海や裏日本、山陰地方のような湿度や霊力を感じさせるヒマラヤ水晶のクローライト・イン・クォーツ。一口に癒しといっても様々な種類のヒーリングのエネルギーがあるものだなと思います。太陽のような明るさや陽気さの癒しや、湿度や潤いがあり静寂さがもたらす癒し。クローライトの緑は日本庭園の苔のような落ち着きで、しんとした静けさがあり、芯から染み入るような潤いに癒されます。
ヒマラヤ水晶が一番人気は日本、というのを聞いたことがありますが、どうでしょう?この透明度の高さは世界的に人気だと思うのですが、チベットエリアはDNAの分類で、人種的にも日本人と近い所があるので、親近感もあるかもしれませんね。そして真冬の真水のような透明感と冷たさは、持ち主にもそれなりの覚悟がいるような所があると思います。ただきれいなだけじゃない、美しいだけじゃない迫力がヒマラヤ水晶にはあり、霊的な雰囲気が強い石だと思います。