特大サイズのカレメライトのパルムストーン。
シバリンガム型です。
産地がインドだからでしょうか。
ケンメルライトとも呼ばれています。
(そのまま読むとカメレライトなので、なぜケンメルライトなのかちょっと疑問)
正確には紫色のカメレライトが緑色のサーペンティンに入ったカメレライト・イン・サーペンティン。
サーペンティンは蛇紋石。
この石のカメレライトは緑泥石(クローライト)の変種、クロムが紫色になったものだそうです。
強い紫色が入っているのに全体的に癒しを感じるのは、サーペンティンの緑だけでなくクローライト効果もあるのでしょうか。
菫色にミンドグリーンがとても華麗です。
緑色が鮮やかなタイプもあるのですが、ミント色やグレーに近い色の方が私好み。
マーブル状に入ったすみれ色がとても上品で美しく、フェミニンな印象。
とても気品があります。
非常に高価な石で人気もあり、入手が難しいため、入手出来ると高値になります。
こちらは通常の半額でご提供していますので、大変お買い得です。
原産地はベンガル湾に面したインド東岸にあるオリッサ州。
カメレライトはトルコ産が名産地のようですが、サーペンティンと混合したインド産のカメレライトは鮮やかさを残しながら独特のマーブル模様を描き特別だと思います。
Kammererite(カメレライト、ケンメルライト、菫泥石/サーペンティン、蛇紋石)
88x54x35mm
280g
Odisha(Orissa), India
カメレライトは、1840年に発見された比較的新しい石です。クローライト群に属するクリノクロアの変種で、中間の変種にレピドライトもあるのだとか。カメレライトの名前はロシアの発見者のKammerer氏にちなんでいます。クリノクロアはセラフィナイトとも呼ばれており、レピドライトとの繋がりもあることから、カメレライトは精神性の高い石なのかもしれません。産地は原産地のロシアやインド、トルコやイタリアでも発掘されています。日本各地の蛇紋岩の鉱山でも発見されていますが、蛇紋岩と混じった物は限られているでしょう。
カメレライトは、家族の絆を強くする石と言われています。
緑色の蛇紋岩との混ざり具合が劇的なので、正確にはカメレライト・イン・サーペンティンなのですが、カメレライトもしくはケンメルライトとして、インド産のポリッシュされたものが流通しています。
マーブル状の鮮やかで艶やかな紫色、そこに混ざるミントグリーンのコントラストが素晴らしく、紫色が濃いものは黒に近くてかなり癖のあるビジュアルかもしれません。まるで夜の蝶や華のようにドラマティックで艶やか。強く引き付ける魅力があります。
成分を調べてみると、クリノクロアやレピドライトとの関連があり、とても精神性が高い石のようです。強く引き付けられる理由はここにあるのかもしれません。クリノクロアはセラフィナイトのような天使系の聖なる石とも言える気高さや繊細さがあり、一方レピドライトも試練や忍耐など強い精神性を象徴する石でもあります。
これらのミックスのカメレライト・イン・サーペンティンが、聖なるものと俗なるものがそのまま共存し、厳しい宗教的戒律やカーストに縛られたインドで見つかったのもなるほどなと思います。
カメレライト自体は世界各地で発見され、日本にもあるくらいですが、サーペンティンとの混合物のインド産のカメレライト・イン・サーペンティンには、カメレライトオンリーにはないドラマチックな魅力があります。研磨されると独特のマーブル状の模様が現れるため、高く評価され人気が出るのもよくわかります。
試練や忍耐によって研ぎ澄まされた精神性や美、などのワードが浮かび、どこかフェミニンな印象があるのも女性の負の現実や歴史も象徴しているからかもしれません。