極上の輝きを見せるマニハールのヒマラヤ水晶
クローライトが素晴らしいポイント・クラスター。
透明感と輝きが強すぎてコントラストが強くなってしまって、うまく撮影出来なかったのですが、動画で確認して頂けたらと思います。
背面がセルフヒールド、それによってシャンデリアのような光の乱射が
トップには虹とファセットのインクルージョンがとっても華やかで
虹の輝きと光の輝きがキラキラと共演しています。
柱面の角にトライーゴニックの印がいくつも刻まれている珍しい水晶
ファセットのカテドラルも素晴らしく、イシス面もあるメタフィジックなポイント
バーコードのようなレッジの柱面も繊細かつ複雑で
宇宙のコンピューターのようなデジタルな印象を受けます。
セルフヒールド水晶は癒しの力も抜群。
傷がある場所が最も強く輝くのです。
グルーが取れてしまいましたが、透明な台座をお付けします。
動画はこちら
Chlorite and Rutile in Quartz(クローライト&ルチル・イン・クォーツ)
66x37x25mm
77g
Kull, Himachal Pradesh, India
台座付
インド亜大陸がユーラシア大陸にドッキングして生まれたヒマラヤ山脈。その激しい造山活動によって生まれたのがヒマラヤ水晶です。地中の亀裂(ベイン)に染み込んだ石英から生まれる水晶は、小さなポケットが多く、一度にたくさん採れません。ヒマラヤ水晶は様々な形をした個性的な水晶が多いのですが、違うベインからは異なる形の水晶が発掘されるためだとか。そのため、バラエティに富んでいてユニークな形が多いのでしょう。
透明度の高い水晶だけでなく、クローライトを含んだガーデンクォーツや酸化鉄を含んだピンククォーツも発掘されています。ボルテックス(渦)を巻いているクラスターなど珍しいクラスターもあります。
産地のガネーシュヒマールは、近郊の産地も含み、ネパールのTipling、Lapa、インドのパールヴァティ渓谷のマニラカンやマニハール産が主な産地です。
中でもマニハールは一大産地で、ヒマラヤ水晶の多くがマニハールで産出されています。
陰気が強いヒマラヤ水晶は、霊感も刺激してくれるのだと思います。たっぷりのクローライトは、まるで薬のように浄化や癒しの力が強いでしょう。ほとんど霊体、霊気のようなヒマラヤ水晶のクローライト・イン・クォーツ。
クラスターやジェネレーター、こちらのアバンダンスなど、特徴的な水晶を発見しご紹介しています。ヒマラヤ水晶にこんなにバラエティ豊かな水晶があるとは思いませんでした。形や印より輝きや癒しを求める人が多いと思いますが、実は霊的な印や形状も多い産地なので、魂の霊性や目覚め、浄化やカルマの解消などにも働きかける水晶なのではないかと思います。
スターブラリークォーツやその他の水晶で出て来た過去生に対し、最後の癒しや浄化の役目も担っているように思います。
輪廻転生を認める仏教やチベット仏教がヒマラヤ山脈の麓で発生したことは、ヒマラヤ水晶が輪廻転生の傷やトラウマの癒しなど、魂の記憶に作用するように思えてなりません。