柱のように太く大きな水晶ポイントを産出するパキスタン産のヒマラヤ水晶
大きなx面も複数入っているドフィーネ式双晶です。
パキスタン産のクォーツでは、前にも
双晶のようなツィン・クォーツがありましたので、双晶も出るみたいですね。
カテドラルというのもありますが、トライゴーニックもレコードキーパーもあり
さらに菱形の
サクリファイス(聖痕)もあるようです。
x面のウィンドウも非常に大きいですし、柱面はきれいにしているのに
ファセットはまるで浴びたように大小様々な模様が入ってて、コンピューターのようです...
先端に傷がなくとてもきれいで、柱面の形もよい
美品というだけでなくファセットの様々な印が宇宙的で、非常に完成度の高い水晶という印象
カテドラル水晶は宇宙のコンピューターと言われていますが、まさにそんな感じです。
癒しのクローライトも根本にちゃんと入ってるのが嬉しいところ。
また柱面には回転軸を示す中央線があるセンタリング水晶でもあり
モールス信号のような太いレッジも見えるのですが、スターブラリークォーツよりも大きくて太いので、ちょっとびっくりしますね...
デジタルな雰囲気とメタリックな輝きを持つ完成度の高いヒマラヤ水晶
またとてもメタフィジカルなシンボルに溢れていて、マスタークリスタルでもあると思います。
動画はこちら
Chlorite in Quartz(緑泥石入り水晶)
109x39x41mm
246g
Shigar Skardu Pakistan
インド亜大陸がユーラシア大陸にドッキングして生まれたヒマラヤ山脈。その激しい造山活動によって生まれたのがヒマラヤ水晶です。地中の亀裂(ベイン)に染み込んだ石英から生まれる水晶は、小さなポケットが多く、一度にたくさん採れません。ヒマラヤ水晶は様々な形をした個性的な水晶が多いのですが、違うベインからは異なる形の水晶が発掘されるためだとか。そのため、バラエティに富んでいてユニークな形が多いのでしょう。
パキスタンのスカルドゥは、ヒマラヤ山脈に西麓に位置する一大水晶の産地です。鉱物資源も豊富で、ヒマラヤ山脈のねじれの部分から多くのバラエティに富んだ鉱物や水晶が採れます。
ヒマラヤ山脈の水晶は最初は大きいものを買っておりまして、私の中でこちらの柱のようにしっかりとしてクローライトが入った水晶がイニシエーションでした。私のマイコレに似たこちらを見つけて、いつかご紹介したいと思ってましたが、マイコレに似ているので気に入ってしまって中々リリース出来なかったという一品。水晶の印に昔より詳しくなった今が手放すタイミングだったのかもしれません。
大ぶりなサイズ感や形の美しさに惹かれたので、当時は印までは気にしてませんでしたが、こんなにも印に溢れた水晶だったとは...またドフィーネ式双晶でもあり、スターブラリークォーツとの共通点もあり、てんこ盛り過ぎて驚いております...
柱面の角に半円の衝撃の跡があるのですが、こういう水晶はあらゆることを記録するので、半円形のきれいな衝撃の跡は水晶の能力の高さを表しているんですよね実は。そういう水晶に限って半円形の干渉の跡があるものです。
びっくりするほど様々な要素と完成度の高さ。申し分のない水晶です。